2021年7月12日月曜日

やる気が起きない原因は?

 

やる気が起きない原因は?

 こんにちは🌼

 

台東区 蔵前 にあります、就労移行支援事業所ありがとう です!

 

 

 

努力をしてもうまくいかない状態が続いた結果、「何をしても意味がない」と無気力になってしまう学習性無力感を研究した心理学者がいます。

アメリカの心理学者マーティン・セリグマンさんです。


セリグマンさんは、2頭の犬を箱に入れました。

A)電気が流れているが、スイッチを押すと電気ショックを回避できる箱

B)電気が流れており、何をしても電気ショックを回避できない箱

この2つの箱を用意したところ、(A)の犬は、スイッチを押すことを学習しました。

しかし(B)の犬は、何をしても電気が止まらないことから行動を起こさなくなりました。

その後、(A)(B)両方の犬を、別の箱(C)に入れました。

C)は、電気が流れるけれども、低い仕切りの向こう側に行けば電気ショックを回避できる作りになっています。

すると、(A)の犬は回避行動を取りましたが、(B)の犬は何もしないまま耐えている結果となりました。


この実験結果により、自力で状況を変えられないことが続いた場合は、「どうせ次も何をやってもダメだろう」という無力感を学習するとセリグマンは考え、

これを「学習性無力感」と名付けました。

 

人間でも、自分が何をやってもストレスを回避できないと学習し、環境が変わっても行動を起こさなくなってしまうことがあります。

例えば、

常に他人から否定される環境にいる

常に他人から自分を否定される環境にいると、学習性無力感に陥りやすくなります。

例えば、

·         親から過度の期待をかけられ、テストで高得点を取っても、満点でないからと怒られ続けている

·         配偶者から、小さな失敗やちょっとしたミスまで細かく指摘され、感謝されることがない

·         上司から「お前はダメな奴だ」「使えない」などのネガティブな言葉をかけ続けられている

といった環境に身を置いていると、

「自分がどう頑張っても、おそらく現状は変わらないだろう」と認識してしまうため、学習性無力感に陥ってしまいます。



では、このような状況からどうすれば脱出できるでしょうか。

 

(1)       無気力になってしまう自分を受け入れる

 頑張れなくなってしまった自分がいても、責めないことが大切です。学習性無力感という心理状態があることを認識し、そんな自分を否定せずに受け入れることが回復への第一歩になります。

(2)       自分を承認する

学習性無力感に陥る前は、試行錯誤しながら頑張っていましたよね。

「あんなに頑張れたのはすごいよ!」「私、めちゃくちゃ試行錯誤していたよね」と、自分の頑張りをしっかりと認めてあげましょう。

(3)       信頼できる人に相談する

燃え尽きている時は、「今までのやり方ではうまくいかない」というサインです。そんな時は、自分以外のやり方からヒントを得ましょう。信頼できる人に相談してみることがおすすめです。

第三者から見れば、案外あっさりと解決の糸口が見つかる場合もあります。



(1)       70%で合格」という意識を持つ

「最初からうまくいかなくて当たり前」「ミスしちゃったけど、またやり直せばいいよね」とハードルを下げることで、無力感から解放されていきます。

(2)       小さな目標を立てて実践する 

できるだけ小さな目標を立てて実践を積み重ねていきしょう。自分にできることを積み重ねていけば、やる気が回復していきます。

 

もしも,あなたが学習無力感の傾向をお持ちでしたら、上記(1)から(5)にとり組んでみませんか。

 

いかがでしょうか。

 

読んでいただいて、ありがとうございます^^


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