こんにちは🌼
台東区 蔵前 にあります、就労移行支援事業所ありがとう です!
読書ノート③今回は、「1分間自己肯定感」について、お知らせします。
「1分間自己肯定感」中島輝 マガジンハウス
【著者はこんな人】中島
輝さんという方は、5歳で里親の夜逃げという喪失体験をし、小学4年から躁鬱症・パニック障害・統合失調症・強迫性障害・不安神経症・認知症・過呼吸・胃潰瘍・大腸炎・円形脱毛症・斜視に苦しむ。~~その後、日本メンタルヘルス協会で心理学を学ぶ。
そして、今では心理カウンセラー/国際コミュニティセラピスト協会を設立されて、いるそうです。
壮絶な体験を持ちながら、よく頑張っておられるなぁ!と感じ入りました。
(1)問題提起
周りを見ると同じような環境にいるのに「めちゃくちゃうまくいっている人」と「なんだかイマイチ突き抜けられない人」がいると思いませんか。
同じ条件でスタートしたのに、気が付けば差がついている・・・その要因はどこにあるのでしょうか。
著者は「悪い出来事もクヨクヨ引きずらず、『1分』ではね返す方法は、ないだろうか」と問題提起しています。
この問題に著者は、 自己肯定感が重要で、それを支えるのは感情、とらえ方、行動とのことです。
(2)自己肯定感とは?
著者によれば、自己肯定感を「自分には強味も弱みもあるけれど、全部まとめて価値がある」と、思えることだそうです。「全部ひっくるめて私ってOK‼」って素敵な響きですね。
自己肯定感が高いと、なにかの出来事で一時的に不安になり、感情が乱れても、すぐに自分を取り戻すことが出来るそうです。また、自己肯定感が高いと、失敗につながる行動をとっても、それを糧にしリカバリーすることが出来る。そして、自己肯定感が高いと、力の足りない自分に気付くと、それでもうまくいくことはできると行動を続けられるそうです。
(3)感情
自尊感情(自分には価値があると思える感覚)が揺さぶられると、わずかな出来事で物事がうまくいかない、自分には価値がない、と感じてしまうそうです。自尊感情の他にも、自己受容感、自己効力感、自己信頼感、自己決定感、自己有用感のいずれかがネガティブ方向にゆさぶられると自己肯定感全体が低下するそうです。
感情のゆがみに気付くためには→著者は見つめ直しメモを提案しています。
「見つめ直しメモ」→ネガティブ感情を持ったきっかけは、いつ、どこで、誰と、何をしていた時だったか、
その時パット浮かんだ思いは、日頃から浮かびやすい自分の心のクセ・考え方のクセだろうか、とメモを見て振り返えることが出来ます。
(4)物事のとらえ方
幸運のつかみ方を学習する・・・「自己肯定感の高い人は低い人よりも運にめぐまれている」と著者は語ります。運はいつもそばにやってくる。巡ってきた運に気付けるかどうか、とのことです。
その方法ですが、①毎晩、その日よかったことを3つメモします。「朝、いつもよりも早起きしたら、快晴の空が気持ちよかった」「仕事帰りに寄った文具店で、ステキなボ―ルぺンをみつけた」でも良いそうです。
21日間続けると幸運に気付き安くなるとのことです。②価値観を複数持っておく。→どんなに自信のある意見でも他の人は違うかも」という視点でいることを勧めています。
(5)行動
行動に変化を起こすと、感情や物事のとらえ方が変わり、自己肯定感を上げてメンタルをいい流れに乗せることが出来る、とのことです。
*午後10時から、午前2時は睡眠のゴールデンタイムなので熟睡を(成長・疲労回復)
*力を抜くべき時を知る
*1駅歩く
*1日1親切
◎ここで挙げられている「行動」とは、「うまくいっている」と感じる時間を長くする習慣、落ち込んだ時にメンタルをサクッと切り替えるコツを手に入れていることかな、と感じました。
◎また、著者が提示されているプランは著者の思い付きではなく、裏付けがありそうです。
例えば、(4)物事のとらえ方にある毎晩三つのメモは、アメリカの心理学者セリグムマンさんの研究成果です。
サラっと、読んで、私も自己肯定感を高め続けたいな、と感じいりました。
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